布の感触を指先で確かめる
なかがわ園では、布絵本や絵本を囲んで楽しむ姿が見られました。やわらかな布を指でなぞり、動物の形に触れる動きは、素材の違いに気づく触覚と、見た場所へ手を伸ばす手と目の連携を育てます。保育士は急いでめくらず、子どもが触れて確かめる時間を大切にします。

気になるページを一緒に見る
開いた布絵本へ指を伸ばし、隣の友だちと同じ場所を見る場面もありました。一つのものへ注意を向ける経験は、発見を共有する楽しさや、相手への関心につながります。保育士は指差しや視線を受け止め、「ここを見つけたね」と行動を言葉にします。

好きな絵本を自分で選ぶ
布絵本だけでなく、身近な絵本を手に取る姿もあります。表紙を見比べ、読みたい一冊へ手を伸ばすことは、自分で選ぶ力の芽生えです。ページをめくる動きは、指先の細かな調整にもなります。保育士は選んだ気持ちを尊重し、必要な時だけ手を添えます。

家庭でも触れて選べる絵本時間を
家庭では、絵本を二冊ほど並べて「どちらにする?」と待ってみましょう。布や厚紙など感触の異なる本を用意し、触れた場所や表情を「ふわふわだね」「見つけたね」と具体的に伝えると、子どもの気づきが言葉と結びつきます。短い時間でも、親子で同じページを眺めることが安心につながります。
