夏が来た!今年初の「すいか」に触れる、五感の食育
「ご飯の時間だよ」と声をかけても、なかなか食卓につかなかったり、初めて見る食材に警戒して口をつけなかったりすることはありませんか。忙しい毎日のなかで、お子さまの偏食や小食に悩む保護者の方も多いのではないかと思います。園では、食事を単に栄養をとる時間としてだけでなく、日本の四季を感じ、五感を育む大切な機会と捉えています。今回は、今年初めて給食に「すいか」が登場した日の、子どもたちのワクワクした様子をお届けします。
まるごと「すいか」に触れてみる、驚きと発見

この日は、カットされる前の、丸ごとの大きなすいかが保育室にやってきました!子どもたちは大興奮。「わあ、おっきい!」「ツルツルしてる!」と、目を輝かせて駆け寄ります。
自分の顔よりも大きなすいかに、両手でそっと触れてみる体験。この「触れてみる」という経験は、冷たさや固さ、表面の滑らかさを肌で感じ、五感を刺激する重要なキーワードです。お家ではなかなかできない、ダイナミックな食材との出会いです。
狙いを定めてツンツン!指先の巧緻性を育む

お部屋が静かになるほど、どの子も真剣な表情で手元に集中していました。小さな指先を器用に使い、すいかの表面をツンツンと触る姿が見られました。この細かな指先のコントロールは、目と手の連動性を高め、脳の発達を促す子どもの成長に欠かせない大切なアプローチです。
「おいしい!」と味わう、達成感と食への意欲

丸ごとのすいかに触れ、食材との距離がグッと縮まった子どもたち。その後の給食の時間には、カットされたすいかが登場しました。
「さっき触ったすいかだ!」 自分で触れて確かめた食材となれば、食べる意欲も自然と湧いてきます。苦手意識を持っていたお野菜も、こうした楽しい経験を通じて、「一口食べてみようかな」という前向きな気持ちを引き出すきっかけになります。自分でやり遂げた達成感が、偏食の克服や食への自立心を育む素晴らしい食育の瞬間です。これは、保護者にとっての気づきとなる重要なポイントではないでしょうか.
お家でできる、季節を楽しむヒント
お家でも、スーパーで買った丸ごとのカボチャやメロンを触らせてあげたり、お子さまと一緒に旬のお野菜を選んだりするだけで、立派な食育になります。園での楽しい経験が、ご家庭での穏やかな見守る関わりに繋がれば嬉しく思います。